KC-135R
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↑ 2023年7月17日午前に横田基地に降り立った168th ARSのKC-135R/63-8028"TETLIN". 通称白熊君・・・・ゆらゆら空気と足切れでどうしようもない写真であるが、記録として残しておこうと撮った。私にとっては偶にしか行かない横田基地で出会える貴重なターゲットである。
↑ 2024年4月8日 正午前に横田基地R/W-18に着陸する168th ARWのKC-135R/63-8876"Nouth pole"。前日まで海兵隊のベンガル祭りで盛り上がっていた横田基地も8日月曜日は静かかと思いきや、アラスカからの来客で賑わった。この機体が着陸する前にAKのHC-130Jがグァム島へ向かって離陸したが、それを追うように2機のKC-135RとE-3C 1機が横田に飛来し、KC-135Rは翌日グァム島アンダーセン空軍基地に4か国共同演習参加の為、離陸した。
アラスカ州空軍の第168空中給油航空団のKC-135Rに白熊のマークが入ったのは2021年8月頃と言われ、マークを入れた最初の機体はKC-135R/62-3624。この機体は、イールソン空軍基地の在るフェアバンク市の市長を迎えてお披露目をしている。お披露目式では尾翼のラインには「FAIRBANKS」と書かれ、KC-135Rの尾翼に大きく幾何学的な模様の白熊がデザインされたが、北極熊は北極圏とアラスカの精神、幾何学模様は革新的な翼の文化を指すらしい。↓写真の尾翼の「TELIDA」は、アメリカ政府が公式認定しているアラスカ先住民の部族やコミュニティ(村落)を示すらしく、9機の所属機で全て異なるコミュニティ名(Minto、Gwichyaa Zhee、Grayling、Huslia、Tetlin、Terida、Tanana、Nouth pole )が付けられているそうだ。
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↑ 機首の主脚軸の上には青い色でアラスカ州の地図が書かれている。165th ARWのKC-135R/59-1521"TELIDA"
173d ARS /155th ARW (Nebraska Air National Guard)
↑ 2023年3月20日横田基地に展開していたこのKC-135R"TELIDA"が嘉手納基地に降り立った。憧れの白熊君である。第168空中給油航空団(168th ARW)は元々イリノイ州空軍で空中給油を担当していた部隊であったが、1986年にアラスカの第176統合グループの傘下に入り、現在ではアラスカ州第2の都市フェアバンクス市のイールソン空軍基地をベースとして活動している。
ネブラスカ州のANGは、第155空中給油航空団が中心となって活動している州空軍で KC-135Rを運用している。ここの州空軍は戦闘機航空団から偵察航空団を経て、1992年にそれまで使っていたRF-4Cファントム偵察機が引退後、1993年1月からKC-135Rを運用始めて給油部隊に転換したもの。1995年に給油部隊としての正式な運用認可を得て現在に至る。1999年にはセルビアやコソボでの紛争に際し、ドイツ空軍の基地に展開して、F-16等への給油支援を行ったとされるなど NATOへの支援業務が多数記録されている。2023年4月1日 横田基地で撮影したネブラスカ州空軍のKC-135RをUPしたい。
↑ 同じく2024年4月8日月曜日 午後に横田基地R/W-18に着陸した168th ARWのKC-135R/62-3571"Gwichyaa Zhee"。この日飛来したアラスカ州空軍のKC-135Rは、9種類のアラスカ先住部族コミュニティ名の内、最も長い名前の2機である。本機の左側機首を見ていないが、以前は大きなムース(ヘラジカの一種)のノーズアートがあったはずだ。
168th ARS /168th ARW (Alaska Air National Guard)